【お墓について】Q&A
墓地購入の費用はどのくらいですか?
■永代使用料
お墓を建てる時に「お墓を買う」と言いますが、正確には「永代使用権を買う」で、土地を所有する権利を買う訳ではありません。
ただし、永代使用権の内容や制度はそれぞれの契約によって異なりますから、契約内容を十分確認して下さい。墓地の永代使用料は安い順に公営・民営・寺院と言われています。とはいっても限られた予算で墓地をほしいという人がいた場合、公営がいいとは限りません。というのは公営での墓地面積は最低4m2と大きな区画しかない場合があるからです。
一方、民営の場合は1m2以下でも販売されてるケースもあるようです。狭さを我慢すれば予算内で購入できるかもしれません。いろいろ見学に行き、考えて選びましょう。
■墓石費用
墓石の本体と外柵と工事費の3つが必要な建墓の費用とされます。墓石の値段は石の大きさと種類で数十万円から1000万円以上といわれますが、単純に価格が品質を反映しているというものでもないようです。その理由のひとつとして、石の種類により取れる量に差があり、その多い少ないによって価値が決まってくるということがあげられます。
墓石に一番必要なことは耐久性です。良い墓石の定義は3点あり、「硬度が高く」、「水を吸いにくく」、「石そのものに傷やムラがなくキメが細かい」ことです。現在、よく使われる墓石は磨くと光沢の出る花崗岩で、価格は石の色合いや組成物質の違いによって数十万円から数千万円までとかなりの幅があります。
■管理費
墓地にある施設の維持・管理(参道整備、水道設備、駐車場、緑地、墓地清掃)などに要する費用で毎年、支払うことになっています。東京の公営墓地では1m2あたり620円~、民間霊園で5000円~1万5000円程度、寺院墓地ではお布施や冥加金の名目で6000円~2万4000円程度(寺院施設の使用料も含む)必要とされています。都市型霊園の方が郊外の霊園より多少高額の場合が多いようです。
管理費は滞納すると使用権を取り消される要因にもなるので(特に民間霊園)忘れないで払うようにしましょう。
お墓はいつ建てるものですか?
特に決まりはありませんが、一周忌などの法要に合わせて建てられることが多いようです。
お墓を建てる際に必要なものはなにがありますか?
故人の戒名・俗名・没年月日・没年齢・家紋・施主・建立年月の設定・印鑑などです。
お墓を長男以外に継がせることはできますか?
お墓の継承は、墓所の使用名義人が指定した人ならば親族以外でもなることができます。少子化の影響もあり、子供がいなかったりいても娘だけで跡取りのいない夫婦が多くなっています。この場合、お墓を承継することに対して不都合が起こる可能性があるので、申し込みにあたって注意が必要です。
子供がいない、いても娘だけで跡取りがいないという場合に、申し込みすらできない霊園もあるようですが、最近では一定の条件付きで受け入れている霊園も少なくないようです。まず、最初に自分たちの家族構成を伝えて、申し込みができるか、承継ができるかを確認することが大切です。
生前にお墓を建てるのは縁起が悪いでしょうか?
生きているうちにお墓を建てると早死する、または悪いことが起きると言う人も多いようですがそれは迷信です。生前に建てるお墓を「寿陵」(生前墓)といいます。「寿陵」の寿の字が示すように「家に幸せをもたらし、長寿が約束される」といわれ、大変おめでたいお墓なのです。
仏教の教えにおいても、「寿陵」を建てることは、「逆修(ぎゃくしゅう)」すなわち「生前、自分のために仏事をいとなみ、冥福を祈ること」を為すことになります。「逆修」は善根を導き、それによって功徳がもたらされます。そして「功徳」はさらに、子から孫へと残すことができ、未来の繁栄と幸福につながると言われています。
今までは、身内が亡くなったあと、法要等にあわせてお墓を建てる人が多かったのですが、お墓をいつ建てるべきかについては仏教の教義の上でも特に決まりがありません。思い立ったときこそが、お墓購入の最良の時期といえます。生前に自分の「寿陵墓」を建てることも選択肢の一つでしょう。
お墓の建て替えについて教えてください。
古くなったお墓の処分から新しいお墓づくりまで当社専門スタッフがお手伝いします。
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納骨したいのですが?
なにかと忙しい法事の際、喪主様にかわって、当社が真心をこめてお世話させて頂きます。もちろん経験豊富な係員が納骨の際にも立ち会いますので未経験の方でも安心です。
お戒名を入れたいのですが?
新しい戒名を彫刻したい、古いお戒名を追加彫刻したい、文字が見えにくいため色を入れたいなど、細部にいたるまでご相談下さい。
お墓を移転したいのですが?
お墓の移転には、菩提寺へのあいさつや役所の改葬許可証、遺骨や墓石の問題処理などクリアしなければならないことが多いので、石材店に相談しながら行えばスムーズに進むでしょう
